明晃印刷株式会社は、大阪市福島区の下町にある活版印刷を専門とした昭和28年創業の老舗印刷会社です。
令和5年度に創業70周年を迎えます。
昭和初期から活版一筋でやってきた以前の福島工場は、NHKの朝の連続ドラマ小説「いも・たこ・なんきん」の舞台にも使用されました。
現・代表の高崎健治は、明晃印刷を先代から引き継ぐまでに数多くの事業を展開してきました。
今から10年程前に「会社をたたむ」かもしれないという父の言葉をきっかけに手掛けていた事業を止め、家業である明晃印刷株式会社を引き継ぐ形となりました。
福島の場所から立ち退きという苦難を乗り越え、平成14年に野田阪神という街に移転してまいりました。
現在はドイツ製の活版印刷機・ハイデルベルグプラテンを主に使用し、数々の作品を制作させていただいております。
拘りとしては、これまでの活版業界では例を見ない斬新なアイデア・発想「とりあえずやってみよや」と言う持ち前の好奇心と冒険心で、常に怯む事なく果敢に毎日チャレンジをしています。
金箔を使用した活版印刷は弊社のオリジナルでもあります。
技術は発表しないと意味が無く、そして開示するものだと考えています。
SNSなどを通じて海外に発信をすることにより今では国内外を問わず、デザイナーやアーティスト・大手企業など様々な方から興味とオファーをいただくまでになりました。
またテレビやラジオ・新聞等、各種メディアへの露出も数多く、アジアを中心とした海外の方からご招待いただき、北京や台湾等から依頼を受け講演活動をするなど、日本を代表する活版印刷マイスターとして日本の技術をお伝えしてきました。
デジタル化が進む現代社会において、紙の印刷と古い技術の良さが再認識される中、活版印刷をより多くの人に知っていただきたい。
その志のもと、デザイン・アートを学ぶ学生や福祉施設の子どもたちを対象とした会社見学やワークショップも積極的に開催しています。
「いつでもおいでや」「かまへんよ」
明晃印刷株式会社は活版に興味のある、あらゆる人に門戸を開き寄り添います。
そして独自の技術とノウハウで、デザイン性と独自性に富んだ世界に一つだけの作品をお作りします。