今日のブログの続きを教えてとリクエスト
ありがとうございすます
その後の話の続きはその当時
親父もオカンもどうしようもこの現状を見て
あきらめてる俺は今までのうのうと仕事を舐め
てたことに気付くこのままではあかんから
とりあえず手っ取り早くベタに飛び込み営業を開始した
あんまり考える余裕もなかったのを覚えてる
近くの会社には今更営業には行けなかった
そりゃそうやわ 近所では外車を乗り回して
羽振りの良かったボンクラが今更かよって感じやし
近所の会社に頭下げて仕事くださいって
飛び込み営業なんて俺のプライドがガタガタに
なるのがほんまに怖かった できるだけ遠くの
会社を目指してそれもBMWをミラというダイハツの
軽自動車に乗り変えての営業
そりゃ今から考えると毎日毎日辛かった辛かった・・
知らない大きなビルの前に立ち尽し見上げる ビルに入り
一階一階降りては一つ一つの会社のドアの前に立つ
怖くて怖くてノックできない
でもドアを開けなければ何も始まらない
何度も何度もドアの前を
行ったり来たりしてさ 笑
この場を逃げたい逃げたら楽
でもその後はその先は無い
自分と自分との葛藤 負けるな負けたら終わり
勢いだけででドアを明ける 今まで見ず知らずの方々が一斉に
こちらを注目する 顔に頭に血が登る何を言ってるのか自分でも
わからない とにかく
「はじめまして 私は明晃印刷と言います」
あ・・営業か・・という相手の会社のモード
こっちは必死のパッチ
陸上に打ち上げられた魚の様にパクパク口を
開け顔は真っ赤っか何を話しているのかもわからない
早くこの場を去りたい
恥ずかしい 泣きそう 今にも飛んで帰りたい・・・
名刺を渡しても反対につき返される そんな毎日毎日やった
俺は自分にノルマというか 一日の飛び込みの件数や
飛び込みで仕事をなんとか取るという目標を立ててひたすら
見知らぬ会社の扉を叩き続けた なかなか慣れるもんやないわ
一回飛び込んだ営業先に対しても一度ではいけないから何度か
飛び込みをする しかし何回飛び込んだらええのか 一回では
到底仕事どころやないし 特に印刷という業種やからどこにでも
存在するという厄介な業界でもあった 営業先も絞れないし
いやいやこのまま営業をしていても結局俺つて仕事に行きつく
のか段々と不安になって仕方ない
しかし毎日毎日朝が来て夜が暮れる
俺がこんなに苦悩してるのに
毎日は当たり前のように俺と関係なく時間は過ぎて行く
28歳の俺段々と精神的に追いやられ辛くなってくる日々
会社に勤めて上司から飛び込めという指示は無い
反対にあった方が仕事として割り切れて楽やったかもしれない
自分の会社から命令や指示は無い
自分自身追い込んでるだけの日々何に追われてるのか
何に恐怖なのかわからない
本当にわからない いつでも逃げる事はできる
顔を真っ赤に見知らぬ人の前で緊張し醜態をさらけ出さなくても
いいのである
しかし今この立場から逃げると俺は一生負け犬になると
それが一番怖かった それは誰に対して怖いのか
自分自身に対してである その時にいくら大きな事を垂れても(話
をしても) 自分自身に対して
何も響かず反対にその逃げた自分がフラッシュバックしてきて・・・
相談をする友達も俺は良からぬ見栄張りやったので精神的にこん
なに追い詰められてもええかっこして通した
新婚の嫁にもそんな姿を見られたくなかった
辛かった 苦しかった 逃げたかった (続く)